(この内容はすべての方の結果をお約束するものではありません)

重症の腰痛

最初はただ何となく腰が痛い、背中が痛いという感覚から始まり、次第にその痛みは確実になり、、強くなりいつも痛くなってきます。人によっては子供の頃のこともあり成人してからのこともあります。

でも大部分の人はその痛みが一生付きまとうことの始まりとは思ってもみなかったでしょう。悪い生活習慣を繰り返すことで次第に骨格のバランスが崩れて、やがて全身に広がって連鎖反応を起こします。痛みを知らないときにいくら注意されても実感が湧かないので生活習慣を正すことはしませんし、周囲の人間も正しい知識があるわけでもないので見過ごしてしまいます。

腰痛の仕組み、生活習慣の事、対処法など巷にはあふれていますが、流言飛語や都市伝説に近いものまで入り乱れていてそれらを試しては裏切られるうちにやがて調べることさえしなくなる。それが現状なのかもしれませんね。

そんなことをしながら時間ばかりが過ぎて抜き差しならないところにきてる方のなんと多いことでしょう。決して何もしなかった訳ではなく、いろいろ試したものの何も変化がなかった方が大部分かと思います。

これは結構大きな問題でして、腰痛の施術というのはかなり複雑な問題のようで、これを解決できる治療院はそんなに多くはないと思います。原因も症状も多岐にわたっているのですが、現代医学は完全に取り組みを放棄していて対症療法しかおこないません。

個人経営の治療院も経営規模が脆弱なため十分な研修をしないで経営をしています(せいぜい1~2年)ので、ほとんどがマニュアルを覚えるだけの研修で開業に踏み切ります。圧倒的な技術力不足ですので多様な症状には対応できなくて当たり前です。

やはり人間の体に関する事柄は国が積極的に関与してほしいものです。ガンなどの3大疾病に腰痛を加えた4大疾病にして腰痛の機序を解明した上で治療技術の研究開発を行い、技術者の育成まで行うのが望ましい。

軽症のうちに手当てを行なっていれば何事もなく済んでいたはずなのに、上記のように対症療法で時間を空費した結果、重症の腰痛が待っています。

医療機関によってはぎっくり腰、坐骨神経痛、反り腰は腰痛とは別の症状という扱いを受ける事があるようですが、腰痛が悪化して坐骨神経痛やぎっくり腰に、またはその逆に回復の経過を辿りますので、あくまでも重症度の違いと理解していただいて結構です。

またぎっくり腰や坐骨神経痛がなくても激しい痛みを伴う腰痛もあります。

発症の順番や重症度から判断して、反り腰、ぎっくり腰、坐骨神経痛の順番でご説明してゆきます。